HACCPの「HA」とは

HACCPというのは、「HazardAnalysisandCriticalControlPoint」の頭文字をとった略語です。そして、この言葉自体はさらに「HazardAnalysis(HA)」と「CriticalControlPoint(CCP)」の2つに分けることができ、HazardAnalysisが危害分析、CriticalControlPointが重要管理点を意味します。このうちHACCPの危害分析(HA)は、危害要因分析と呼ばれることもあるHACCPにとって非常に重要な部分です。これは、この危害分析を通して得られた結果に基づいて製造工程のどの段階でどのような対策を講じるとでより安全な製品を得られるようになるかという重要管理点、いわゆるCCPを定めることに由来します。

なお、ここで終わりではなくこの工程を何度も連続的に繰り返すことにより製品の安全を保証していくのがHACCPの基本となります。なお、実際の危害分析において行う作業は、製品に残存する恐れがある危害要因を具体的にすべて洗い出す作、というものです。つまり、この部分が正しく行われていない限り正しい効果を期待できるHACCPプランを作成することはできません。そして、その結果として思わぬクレームの発生、最悪の場合消費者に対して取り返しのつかない被害を与えてしまう危険性すらあります。

そのような観点からもHAは非常に重要な工程と言えます。

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