パソコンの温度管理について
パソコン、特にノート型をお使いの方は、ファンの音が突然大きくなったり筐体が熱くなった際にドキッとしたことはありませんか?これはパソコンの頭脳と呼ばれているCPU(中央処理装置)が処理速度を抑え、熱を下げようとすることによるものです。
ところがその処理能力を超えるほどの高温に達すると、フリーズもしくはシャットダウンするケースもあります。CPUの温度は個体差や使用環境(使用ソフトや本体の配置条件)、室温等の影響を受けます。CPUの能力を落とさず作業中のトラブル回避するには、CPUの温度が30度から70度以下に収まる環境で操作を行う、温度管理が必要だと言われています。温度管理の方法として用いられている温度測定ソフトウェアを利用すると、詳細のデータ分析を行えるため、個体差にも対応しやすくなります。
そして一番肝心なのは冷却ファン周辺の掃除、ほこりを除去することで温度が上がりにくくなるため、定期的な掃除をおすすめします。また、ノートパソコンの場合はスタンド等のアクセサリーを取り付け、風通しが良くなるような空間を作ったり、小型扇風機を利用して温度を下げるといった対策も一般的です。ちなみに、企業のサーバールームは室温が低く設定されていますが、これもサーバーのCPUを守るための温度管理のひとつです。人が熱中症にかからないよう対策をとるように、パソコンにとっても熱は本体寿命に関わるため、温度管理を侮ることなく行いましょう。