センサー付きの湿度計

湿度計は湿度を測定する器具で、初期ルネサンスのイタリアの人文主義者、建築理論家また建築家であるレオン・バッティスタ・アルベルティによるものが最も古いとされています。海綿が湿ると重さが変わることを記した建築論は、後世の建築家などに多大な影響を与えることとなります。湿度計には、空気の温度を示す乾球温度と、気体と蒸気の物理的な特徴を示す湿球温度の、温度差から表によって求める乾湿系や、吸湿材の電気特性の変化を、センサーで測定する電気式湿度計があります。精密観測用には水分量を観測、または湿度と温度を測定して露店を算出し、露天温度を表示する露店計が使用されます。

湿度計の中でも、外部にセンサーが付いているものは、その日の湿度の変化を把握するだけではなく、部屋の内部と外部の湿度を同時に計ることができます。近年、一般の家庭では湿度計や加湿器などの需要が増え、温度と湿度を一緒に計ることができるものも多く販売されています。外部センサーは、長さが3メートル程度あるものや、防水効果で雨が降っていても測定可能なものなどがあります。冬場では湿度が50%以上になると、インフルエンザウイルスが激減すると言われていて、インフルエンザや風邪の予防のために、室内を適度な湿度に保つ家庭が増えています。

夏場の熱中症予防や、ドライアイの対策などにも使われ適切な湿度を保つことは重要なこととされています。また、適切な湿度で肌の潤いを保つことも可能で、肌の調子を整えるためにもなくてはならないものです。

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