HACCP(ハサップ)とは?何に使われている?

HACCPとは、「Hazard(ハザード)」「Analysis(アナリシス)」「Critical(クリティカル)」「Control(コントロール)」「Point(ポイント)」の頭文字をとった略語で、「ハサップ」と読みます。それぞれの英語は「危険」「分析」「重要」「管理」「点」となり、日本語での訳は意味をそのままくっつけて、「危険分析重要管理点食品」と呼ばれ、食品製造の際、安全確保の管理手法をことを指し、食品の製造や出荷をするまでに微生物や異物の混入が起きやすい危険性を未然に予測し、分析を行うことで被害を防ぐ方法です。これまでに行われていた安全確認方法である、製品の抜き取り検査とは大きく違うところとなります。食品業界における衛生管理はとても重要な課題となります。

異物が入っているだけで大問題に発展し、企業は死活問題となってしまうことも少なくありません。特に最近はSNSの普及で、すぐに情報が拡散してしまい、色々な人が情報をキャッチしやすい時代となっているので、食品を扱う際には徹底した衛生管理体制を取る必要があります。衛生管理システムの1つで、アメリカなどの諸外国においては食肉や水産食品でHACCPが義務付けられていたり、導入されてきています。日本においても導入する企業が増えてきており、衛生管理を強化することで製品の品質が安定し、不良品を未然に防ぐことができています。

また、万が一問題が発生した場合においても、原因追及に役立てることができ、問題発生後の対応をすることが可能です。消費者においても買い物に行った時などにはHACCPが付いているのかどうかを確認し、安全で安心な製品を買うようにしてみましょう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *